10 突端で海上の安全を見守る西浦岬灯台 – 福岡市西区市民センター

10 突端で海上の安全を見守る西浦岬灯台

2022年8月29日

博多湾の海を眺めていると、いつもいろんな船や乗り物を見ることができます。能古島を結ぶ定期船や遠方を行き交う貨物船、マリンレジャーを楽しむヨットやジェットスキーなどその種類も様々です。この多くの交通が行き交う博多湾で、海上の安全を担っている灯台の1つが西浦岬灯台です。

この灯台は、糸島半島の最北端:西浦岬にあり、白くてコンパクトです。昭和39年に設置され、これまで50年以上も北崎地区と玄界島の間の航海の安全を担ってきました。灯台からは玄界や机島、遠くには志賀島を眺めることができ、とても素敵で爽やかな景色を望むことができます。

だた、灯台は木々に囲まれた山の中にポツンとあり、灯台まで舗装された道もありません。西浦漁港から2kmほど山道を歩いたところにあり、また、途中でいくつか分岐があるので、到達することが難しい灯台です。電気を送る電線もありません。なのにどうやって灯りを灯しているのかというと・・・灯台の足元にあった太陽光パネル。これでエネルギーを貯めて、灯台を灯しています。以前は3機の太陽光パネルが設置されていたようですが、今は1機しかありません。それでも灯台を灯し続けているということは・・・とても効率の良いメカニズムになってるんだろうなと想像します。

灯台の近くには、元寇時に見張り台があったとされる蒙古山記念碑もあります。健康づくりの一環として、灯台までゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか?

 

西浦岬灯台:西区の宝

https://www.city.fukuoka.lg.jp/nishiku/c-shinko/charm/nisikunotakara/nisinouramisaki_todai.html