02 福岡の守護神・愛宕神社(鷲尾愛宕神社) – 福岡市西区市民センター

02 福岡の守護神・愛宕神社(鷲尾愛宕神社)

2022年4月2日

西区・愛宕山(旧鷲尾山)の上にある鷲尾愛宕神社は、玄界灘が望める美しい眺望で知られています。また、「日本三大愛宕」の1つに数えられ、全国的にも有名な神社なのです。

愛宕神社は、「火伏せ・火防の神」を祀った愛宕神社(京都市の愛宕山山頂に鎮座)を発祥として、全国に約1000もの愛宕神社があると言われるほど多く存在しています。その全国各地にある愛宕神社のうち、有力な三社の総称を「日本三大愛宕」とし、京都市右京区(総本山)と東京都港区、そして、福岡市西区にある3つの愛宕神社を指します。

鷲尾愛宕神社の始まりは、1634年に遡ります。福岡藩二代藩主黒田忠之が愛宕権現の霊験により黒田騒動を乗り切ったことに感謝して、標高68メートルの愛宕山に京都の愛宕神社の神様を迎えました。元々は西暦72年に作られた鷲尾神社(鷲尾権現)が祀られており、明治時代(1901年)に愛宕神社と統合して、鷲尾愛宕神社になったそうです。

また、この愛宕山にはケーブルカーがありました。昭和3年、九州初のケーブルカーが誕生し、多くの参拝者や観光客で賑わい、昔から美しい眺めが魅力の神社でした。現在は境内には2000本にも及ぶ桜が植えられており、美しい眺めとともに、お花見スポットとして多くの市民が訪れる神社です。季節の訪れと素敵な眺めを体感できる愛宕神社へ、ぜひ足を運んでみてください。

 

愛宕神社:
https://atagojinja.com